|
いざ抜歯ということになっても、いつでも抜けるわけではありません。少しでも苦痛が少なく、少しでも順調に傷が治るよう、ベストのタイミングを選ぶべきです。
●強い腫れ、排膿がある時は抜歯しないほうがよい。強い急性反応を和らげてから抜歯をしたほうが、痛みも少なく治りもよい。麻酔の量も少なくてすむ。
●仕事帰りの夕刻などに抜歯すると治りも悪く、夜中まで出血が止まらない、などのトラブルが起きやすい。抜歯は取りも直さず外科手術なのです。疲労の少ない日中に行うべきであり、抜歯後は家でゆっくり休める状態でいるべきです。
●次のような病気を持っている人は抜歯が難しくなります。内科医などと相談しながら抜歯の計画を立てるようにします。
1)心臓疾患(心筋梗塞、狭心症、心臓弁膜症、心内膜炎など)。
2)血液疾患(白血病、悪性貧血、再生不良性貧血、紫斑病、血友病など)。
3)重症の糖尿病、肝・腎疾患など。
特に、これらの病気を持つ人は定期的に歯科を受診し、日頃から予防に留意する必要があります。
●妊娠初期および末期は、抜歯はもちろん歯科治療が難しくなります。
妊娠が予想される女性は妊娠前に歯科治療をすませておき、妊娠中にあわてることのないようにしておきましょう。
やむをえず妊娠中に歯科処置を行う場合は、妊娠五〜八カ月の間に行えば、比較的安全に処置ができます。
|