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フッ素と虫歯予防

 
フッ素について

 フッ素というと、虫歯を防ぐということからフッ素入歯磨剤があったり、歯科医院でフッ素を塗ってもらったり、また小学校のなかにはフッ素溶液で洗口(うがい)をしている所もある。
  一見市民権を得つつある「フッ素」だが、はたして本当に信頼してよいのだろうか?心配はないのだろうか?いまだに一部には強硬な反対論もあり、その結論は出ていない。
  そこで私達は、フッ素についてどのように考え、どのように対処していけばよいのだろうか。

 

▼推進派の意見

 「小学校でフッ素溶液での洗口(うがい)を行うことで、洗口をやらずに育った子供たちと、洗口をして育った子供たちでは、虫歯の発生率が20〜50%以上も減っている。
  アメリカでは水道水にフッ素を入れているくらいで、適切な濃度で行えばまったく安全であり、六十年近い歴史もある。
  歯科の学会やWHOでもフッ素の使用と、その効果については認められており、少なくとも日本では被害の報告は出ていない。

 

▼反対派の意見

 「フッ素は有害だ!
  高濃度のフッ素を摂取すると斑状歯(歯が白く濁った色になる)や 骨硬化症(骨が硬くなる)になる。さらに報告のなかには、ダウン症やガンの発生率が高くなるというものもある。仮にいま被害の報告がなくても、将来どうなるかわからない。
  そもそも学校の子供たちに一律的・画一的にわけのわからんものでうがいさせるなどとんでもないことで、保健所や歯科医院で行われているフッ素塗布も断固拒否せねばならない!」
  このような具合でその論争はいつ終わるとも知れない。
  論拠となっているデータは互いに正しいものの、フッ素による虫歯予防効果に価値を感ずるかどうかといったことに帰着し、まさに価値観の論争のようにみえる。

 

▼有効な予防法

 虫歯予防の考え方は、どちらが正しいかどうかではなく、どれが賢い予防法か考えるのがよいだろう。次にそのいくつかを紹介してみる。

1.正しい生活習慣

 学校から帰ってきて、ファミコンやって、塾へ行って、夜ふかしして、その間にテレビ見ながら食事をかき込むようでは、何を食おうが、ダメだろうな…。

2.正しい食生活

 砂糖が最も影響が大きい。特に間食のおかし、ジュースが強烈だ。もちろん食事全体のバランスで考えるべきであり、正食を心がけていれば虫歯の発生はきわめて少なくなる。

3.正しい歯磨き

 これは絶対必要である。
  虫歯は食後と就寝中に進行する。理想的には、食後と寝る前に歯磨きするのが好ましいが、少なくとも夜はしっかり歯を磨くこと。
  特に成長期の子供たちには、歯磨きはしつけの一部と考え、しっかりやらせること。

4. 保健所・歯科医院で行う予防法

1)シーラント
  歯の溝に虫歯になりにくいように樹脂を流し込み、固めるやり方。
2)フッ素塗布
  フッ素溶液を歯の表面に塗る。

5.学校などで行う集団フッ素洗口(うがい)

 一部の小学校などで行われている。
  心配な人は「うちの子にはやらせないで」といえばよい。必ずそういう子供が何人かいる。

6.水道水中へ最初からフッ素を入れてしまう 

 日本では行われていない。
  これまで述べたうち1.2.3.の予防法は自分でできる予防法ですから、ぜひ努力してもらいたい。

※4. のフッ素塗布やシーラントは希望者が行えばよいでしょう。歯科医からフッ素塗布を勧められて困ったら、素直に「フッ素って心配なのですが…?」と聞いて下さい。
  もし、言いくるめられそうで心配だったら「うちの子、フッ素アレルギーがあるのです!?」とでも言っておけば、まずフッ素は塗らないでしょう。
  5.の集団洗口は、心配な人はやらなくてかまいません。そういう子は水で洗口するなどの配慮がされているはずです。これが原因で差別されるようだったら、その時は断固抗議しましょう。
  6.の水道水中への添加は日本では、将来ともたぶんないでしょう。

 

結論

 賢い人は生活習慣の改善、食事の改善、歯磨きで十分健康な歯を維持できると思います。薬を使わず、人の手も借りることなく自分で自分を守るのです。
  シーラントやフッ素塗布は、どうしても虫歯になりやすい人に示された選択肢なのです。自分で努力もせずに、シーラントやフッ素にとびつくのは愚かな選択だと思いますが、歯の質が弱い人がフッ素を利用するのは必ずしも一蹴できないと思います。
  自己の健康を守るのは自分自身なのです。自分の健康に対し、しっかりとした価値感をもって下さい。

 

 

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