竹炭は本来の炭(燃料)としてのはたらき以外に、様々な作用を持っています。特に生体(人体)に対する作用にはきわめて興味深いものがあります。その中で臨床的に当院で確認している4点について簡略に述べます。
竹炭で上腕部を15分ほどマッサージすると、腕や体がポカポカと温まります。もちろんその度合いは個人差が大きいのですが、体全体がほてりだす人、慢性関節リウマチで動かなかった手が動いた人、冷え切っていた指先がポカポカする人などいる反面、はっきりした効果の現れない人もいます。
上腕部に竹炭マッサージを行うと、上腕〜肩〜首〜顎〜口にかけての痛みが軽減します。この上腕〜肩〜首〜顎〜口ラインは、東洋医学では「気」の通り道のひとつとして知られています。個人差のばらつきもあり、効果のはっきりししない者も1/3くらいいます。
脳波を低周波へ誘導し、アルファー波の割合を増すはたらきをします。竹炭で体表(腕〜肩など)をマッサージすると、緊張状態を示すベータ波が減少し、リラックス状態に入っていくことがわかります。この傾向はマッサージ後も続きます。
竹炭マッサージ前の赤血球像。 赤血球がくっつきあい、機能が発揮できない。
竹炭マッサージ後の赤血球像。 個々の赤血球がバラバラになり、自由に動き回る。
なぜ竹炭にこのような4つの効果がみられるのか、基礎的な解析はほとんど行われていません。 現状でわかる範囲で推察すると、
(1)遠赤外線放射作用 (2)マイナスイオン放射作用 (3)電磁波遮蔽作用
などとの関連が考えられますが、それぞれどの程度の物理作用なのかは未知です。 むしろ、一歩下がって東洋医学的な観点からみれば、どれも「気」の流れを改善したときにみられるものです。竹炭は「気」(ヒーリング)の流れを改善し、体のエネルギーを向上させる材料といえるでしょう。
※創森社「竹炭・竹酢の利用事典」に執筆したものから抜粋しました。
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