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食生活は生き方そのもの

 
質問:

家族が食卓を囲める団欒が食生活の基本だと思いますが、主人は帰りが遅く私と一緒に食事をすることはほとんどありません。
また子どもたちも塾などで食事時間が不規則で、簡単にパッと食べられる口当たりの良いものを好み、私の手料理よりコンビニエンスストアのできあいのハンバーグを喜びます。
好ましい食生活とはずいぶんかけはなれているように思い、悩んでいます。

 

回答:

私たちの生きている現代社会は資本主義経済といい、たくさんの会社や人が互いに競争しあい、競争に勝ち残った人や会社が多くの富やお金を手に入れることができる仕組みになっています。

ある会社が商品をつくる際には、消費者の目を引き、買いたくなるよう便利で快適で直接的に欲求を刺激する商品をつくります。それが大量生産、大量消費の経済構造をつくり出し、その結果会社やそこで働く人に利益を生み出しているのです。

食生活に直結する食品もまったく同じように生産・消費されていきます。手間のかかる食品より簡単な半調理食品がよく売れ、儲かるようです。素朴な味わいのものより刺激的なうまさの食品がよく売れ、儲かるようです。繊維質の多い硬い食品より脂肪の多い軟らかな食品がよく売れ、儲かるようです。

地道に少しずつ努力して手に入れる満足感は見捨てられ、代わりに刺激的で苦労や努力が不要なもの、快楽が安直に手に入るものがスーパーや商店に並び、テレビでもガンガン宣伝されていきます。

でもここであなたにとって何が大切なのか、もう一度考えてください。経済競争を勝ち抜くことが、あなたの人生の目的でしょうか。試験で良い点を取ることが子どもたちにとってもっとも幸せでしょうか。大きな会社に入り、営業成績を上げることがお父さんの生きがいでしょうか。

 

あなたは何のために生きているのですか。

利益追求社会、快楽追求社会、経済至上主義社会の中で、人間本来の生き方を探すのは困難が伴うかもしれません。しかしそれを考えるのはあなた自身であり、それに気づくかどうかもあなた自身の問題です。

食の偏り、キレる子どもたち、そのほかさまざまな社会問題がテレビをにぎわせます。どれも多くの要素が絡み合った社会現状であり、原因も解決策も単純ではありません。しかしその根底にあるのは私たちの気持ち、そして生き方なのです。

どのよう考えどのように生きるか。それを決めるのはすべてあなた自身なのです。

 

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