これは、かなり立派な不正咬合です。 「開咬,OpenBite」といいます。
一口に開咬と言っても、 左右の糸切り歯(犬歯)が咬みあっているかどうかで、状況は全く変わってきます。
もし犬歯が咬んでいないようでしたら、是非とも治療をお勧めします。
この場合、見た目を良くする目的よりむしろ、咬み合わせ(咬合)を正しくし、体のバランスを整えるのが大きな目的となります。
治療法は歯にブラケットとワイヤーをつける方法をとります。
矯正治療と咬合治療を併用し、同時平行的に進めていくのが好ましいと思います。
矯正と咬み合わせ(咬合)の両方を得意とする先生に 相談してみる事をお勧めします。
もう一つ大切なこと。
開口の人は口の周りの筋肉(口輪筋など)が弱く、口元がゆるんでいる人がよく見られます。
(口元がゆるいから開口が進んでいるとも言えます。)
開口に加え口元の筋が弱いと、まず口呼吸がおきます。鼻よりも口で呼吸をしてしまうのです。
人間は本来、鼻呼吸を主にするようにつくられています。口呼吸の頻度が増えると、免疫力の低下やアレルギーなど全身の問題が多く出てきます。
もちろん、虫歯や歯周病、咬み合わせにも大きなマイナスが出てきます。
口呼吸はこのように多くのトラブルの原因になります。
開咬は自分の力では直しようがありませんが、せめて口元のゆるみは自分で直しましょう。
- 歯ごたえのある食品を、しつかり口を閉じてよく噛む。
- 口唇にぐっと力を入れて閉じる練習を1日に何回も行う。
- 口元をひきしめる道具(リップトレーナー、パタカラ)なども使い、口元の筋を強くする。
口呼吸が改善し、より健康になると同時に、口元が引き締まり小顔になるメリットもあるようです。やつてみてください。 |